京都の祇園という名は、現在の八坂神社のところにあった祇園社感神院という寺院の名に由来しているのですが、廃仏毀釈により廃寺となりました。 大蓮寺と祇園社は江戸時代に深い縁があったようで廃寺になった時、仏像やその周りの仏具はすべて大蓮寺に移されています。 その中に祇園社本尊の重要文化財薬師如来、洛陽八番の十一面観音菩薩、さらには、洛陽十二神中の夜叉神明王などがあります。
洛陽十二社中の一つで、「洛陽十二社霊験記」によると、祇園社薬師堂中の厨司に安置して秘仏とされていたようです。 又、仏法を護り諸悪魔を降伏(ごうぶく)し、諸天を衛護するところの神鬼であり、衆生の病気や疫をのぞいて安全を護り、人の願望を成就せしめんがために諸悪魔を払う為におそろしい姿をしているとあります。 むかしは、志願成就の為、十二社参りがおこなわれていたようです。 当山では、今でも夜叉神明王のお札を出しております。